高齢猫や病弱猫、また普段の栄養補給に「うずらの卵がいいよ!」という情報を聞いて、宅配のいきいきコープさんから取り寄せている。
基準の低い、日本のサプリメント
「NON-GMO飼料で育てたうずらのたまごです。また通常の鶉舎より広いスペースを与え、良い環境で育てています」というもの。10個で165円でスーパーのものよりやや割高だが、猫用のサプリメント剤に比べればお安いもの。
だいたい、サプリメント剤なんて信用できない。日本はサプリメントの製造基準が低く、素人でも簡単に製造できてしまうからだ。
以前に「新規ビジネス参入」として、サプリメント製造販売を勧められたことがあるが、サプリメントのOEM会社は山のようにあって、そこに発注をかけて、パッケージデザインして、あとは販売網を持つだけ。
つまり、中身はお任せで、資金さえあれば、誰でも簡単に作れてしまうというわけ。
300万円もあれば、すぐに元は取れて儲かると言われたが、そこには特に取り締まる法律も無く、免許も必要ないので、あまりにインチキな匂いがした。
人間のサプリメントがそうなのだから、動物用はもっとハードルが低いだろう。
日本のスーパーフード、生卵
うずら卵は生で、そのまま溶いて与える。
食の細い高齢猫なら3個でもいいが、取り敢えず1匹1個ずつを、1週間に一度やら、10日に一度やらと決めずに、気がついたら与えている。
特に、夏バテや冬の寒気時に。
これも1個飲んで、また欲しがる子も居れば、1個で満足、3分の1以下でもういいわ、という猫それぞれ、全然見向きもしない子も居る。猫は好みが激しい。
今日は、病気して食欲のないココが、ほんの少しだが舐めてくれたので、ほっとする。
天然塩の大切さを説いた、幻の名著、一倉 定氏の「生食と人体」という本の中には、あらゆる病気に効果のある「卵醤らんしょう」という療法が書かれている。
「有精卵に、醤油を卵の殻の半分の量を入れて飲む」という、それだけの療法。
実際に著者はこの療法で、難病患者を多数救っておられ、この本に症例が多数挙げられている。
要するに、生卵+本醸造醤油は素晴らしいスーパー栄養剤で、日本の卵かけご飯は先人の知恵そのものということ。
それで、うずらの生卵療法も納得ができた。うずらは鶏よりも別の栄養素があるそうだし。
昔は病人に卵を食べさせるのは、当たり前だった。今は栄養ドリンクやビタミン剤になってしまっているが。

ガリガリに痩せ細ったココだが、眼力が出てきた
驚くべき、有精卵の生命力!
先日、うずらの卵を殻から開けて、つまり他の入れ物に卵の中身だけ入れて、殻の代わりのカルシウムなどを加えて、熱を当てて孵化させるという、驚きの実験をTVで見た。
高校の授業で、先生が発案して、生徒たちが再現していた。
殻が無くても、次々と雛が生まれていた(*_*)!!
この実験の目的は、生命がどのように生まれるかを、目で見定めるというもの。
そしてこれらのうずらの卵は、スーパーで買ったものなのだった!実は市販のものでも、20%くらいは有精卵が混じってるそう。もちろん、有精卵しか孵化はしない。
ということは、鶏よりもうずらは大規模生産システムに乗ってないので、まだ安全に飼育されてるということなのかも知れない。
鶏舎の飼育環境は、狭い小屋に入れっぱなしで、抗生剤など薬漬けで劣悪なところが殆ど。安い卵は、もう自然の産物とは言えないだろう。
人間もうずらの卵を、もっと見直すべきかも!
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